「ウェイファーラー」


一体なにを求めて

僕らは生きてるんだろう


たったひとつの願いさえも

いつまでも届かぬまま


生きてきた分だけ増えていった

いくつかの別れ道

その中で選んで来た物

正しさに怯えてしまうけど


譲れない約束を抱えて

その壁を蹴り上げて

歩いていこう 踵を鳴らして

いつまでも 終わらない旅へ


一体なにに怯えて

どこから逃げてきたの


きっと何処まで歩いても

悲しみは消えないだろう


立止まる夜空に溶けていった

繰り返すサヨナラも

足跡を辿るその記憶も

キミの声も忘れてしまうけど


やがて来る見えない彼方へと

この足を導いて

雨の夜も 風の吹く朝も

迷いそうな時でも


忍び寄る闇のその向こうへ

砂埃を巻き上げて

歩いていける 踵を鳴らして

どこまでも 終われない旅へと