「青く染まるその先へ」


ガラスみたいに綺麗な目で

悲しそうに笑う君が

この手には何も掴めないと

その声を震わせた


静まり返る夜の隙間

月も星も見えなくなって

まるで世界に見捨てられた

気がしても それでもまだ


手を伸ばして そう何度でも

青く染まるその先へ

不安定で不完全な

僕らにもまだ 朝はやってくるよ


あの日見た景色は今も

瞼の裏 焼き付いている

始まりを告げるようだった

黒から青に変わる夜明けを 信じろ


走り出した胸を叩く

痛いほどの鼓動の音

生きている意味なんてさ

なんだっていいんだよ だから


手を伸ばして そう何度でも

青く染まるその先へ

不安定で不完全な

僕らならほら 何処へでも行けるよ