「世界の終わりと君の声」


大きな地震が起こるかも知れない

遠いところへ逃げましょう

どこかで事件が起こるかも知れない

息を潜め暮らしましょう


考えてみても限りがない

ことばかりで 時々嫌になるな


この世界のどこに行けば

そんな場所があるのだろう

どこに居ても同じならば

僕は君に会いに行くよ

 

見知らぬ国で飛び交うミサイル

僕らはそれに興味はない

泣いているあの子の見えない傷

誰もがそれに気付かない


考えてみても救えない

そんなことで 悩まなくてもいいさ


この世界のどこかでまた

悲しみが降り注ぐ

見えないもの 知らないこと

分からなくて当たり前だよ


どこに居ても見つけ出すよ

君の声を僕は知ってる

泣いていても笑っていても

本当はきっと どっちでもいい


この世界が終わるならば 

目指す場所はもう ひとつだけ

一秒でも早く長く

君のもとへ会いに行くよ