「泣き虫たちの待ち合わせ場所」

夜が終わるまでに
間に合うかな
遠くで吠える犬の声
迷子だって気付いたって
約束だけはちゃんと覚えてるよ

誰かが僕を待っている
それだけで歩く理由になる

何でもない今日の日の
些細な出来事も
「それでね、」
って話せるような
この場所で待ち合わせをしよう

僕らはちっぽけで 
泣き虫で
弱くて脆い生き物だ
そのおかげできっと こうして
出会て寄り添い合えるのでしょう

誰かが君を待っている
それだけは忘れないでいて

悲しい夜を抜けて
傷跡さえ抱えたままで
「これから、」
を繋いでいく
ずっとそんな僕らでいよう