memory snow


冷たい風が吹く街を

一人 歩く あの日のように

遠くで揺れてる後ろ姿

少し君に似ていて


忘れたいはずなのに 追いかけてた


どれだけ望んでも

手に入らないものもあると

教えてくれたのは

君のその存在だった

一人きりの十二月の夜

降り始めた雪は

この胸に残された

熱を奪っていく


消えかけた外灯 まるで

心模様 映し出すようで


下らない言い訳を考えてた


流した涙の数だけ

強くなれるのならば

いまごろ怖いものなんて

何もないはずだ

最後のさよならさえも

まだ 言えないままの僕に

キラキラと舞う思い出は

あまりに綺麗で


期待したり 諦めたり

繰り返してしまう

そんな自分が

嫌になるばかり


一人きりの十二月の夜 

降り始めた雪は

目を逸らしてきた現実を

白く染めていく

最後のさよならさえも

まだ 言えないままの僕に

キラキラと舞う思い出は

あまりに綺麗で

あまりに残酷で