「ねがいごと」
触れただけで 泡みたいに
溶けていきそうな 消えていきそうな
見えない場所の 傷跡がまた
熱を帯びている
思い出して寂しくなるけど
忘れてしまうことも寂しいな
流れ星 いま夜を駆けた
ねがいごとは ただひとつだけ
君の生きる世界に
優しい光が降りますように
悲しみや苦しみさえ
切り取られて 飾られてしまって
安上がりな涙のために使い回される
やっと見つけたこの居場所も
きっと誰かに奪われてしまうんだ
流れ星 目で追いかけても
ねがいごとは 間に合わない
それでも空を見つめ続けてる
君は笑っていた
欲しいものは沢山あるよ
無くしたものも数え切れないほど
時間を止めたり 戻したり
なんだって叶うとしても
どうだっていいや
流れ星 いま夜を駆けた
ねがいごとは もうこれだけ
君と生きる明日に
眩しい朝日が降りますように
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