「それだけで」 紫に染まり始めた街 どこからか生活の匂い 煙草を買いに部屋着のままそれだけで一日が終わる 本当のことがいつも言えないのは それで独りぼっちになるのが怖いから 歪んだ形のまま転がり続けて遠くに来たな どこかで間違えていても戻れない 帰れな ...
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2021年09月
明日ぼくが居なくても
「明日ぼくが居なくても」 嫌われるのが怖くて バレないように嘘を吐く そんな日々の繰り返しにいつも 増えるのは溜め息ばかり また一日が始まる 心は部屋に置いてきた 機械のように振る舞えば 生きることなど容易いものです そうやって全てが麻痺していく 虚しさ ...
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